涙が出るほど嬉しく、心温まるお手紙を頂戴しました。
先日の営業中に電話が鳴り「関越道の高坂SAにいてそちらに向かっていますが車椅子でも入れますか?」とのこと。
到着されたのはLunch営業終了直前。
車椅子のお父さんと、介護するお母さん息子さんの3名様でした。
他のお客様も少なかったので、スタッフ全員でお席まで補助させていただきました。
とても明るく気さくなご家族。病気のお父様に一生懸命話しかけ笑顔の絶えないお二人、そんな家族像は見ていてほっこりする光景でした。
お蕎麦を食べ終え、とても満足された様子で一緒に写真を撮り、帰られていきました。
そして今日、お手紙を頂戴したのです。
お父様が難病と闘っていること、どうしても信州蕎麦が食べたかったこと、一か八かの遠出だったこと、お店を気に入ってくださったことが綴られていました。
そして最後に「もう一度そちらの蕎麦を食べたいからリハビリを頑張ってまた訪問する」という目標ができたとのことでした。
こんな嬉しい言葉がこの世にあったのでしょうか。
未熟なこの僕が作った一杯の蕎麦が人に生きる勇気を与えられたのです。
お店を始めて2年、賛否を頂き悩みながら模索して前に進んできました。
そして今日こんな素敵なお言葉をいただき、これまでの苦労が無駄ではなかった実感と、反面、また初心に返って一人一人一つ一つに気持ちを込め提供することを再認識しました。
また元気な姿でご来店くださることをスタッフ一同心から祈念しております。
そして、その時には今回以上の蕎麦を出せるよう腕を磨く所存です。
p.s
勝手に記事にさせていただき申し訳ございません。
私にとってとても嬉しく心に響く出来事であったため、ご容赦頂ければ幸いです。